ビバ!読書!
当院の作業療法室では本を読むことができるようにしています。また、作業療法室の中だけではなく、貸し出すことで病室でも読んでいただけるようにしています。定期的にラインナップの見直しもしており、多くの患者さんから好評をいただいております。
さて、そんな”読書”ですが、とても脳を使う作業となるようです。映画を観たり、小説を読んだりしている時、私たちの脳は登場人物の感情に合わせて働いているらしいのです。映画を見ることと”読書”が違うのは、脳の一部である前頭葉というところの働きです。映画を見ている時、前頭葉はあまり活動していなかったという報告があります。一方、読書は前の文章の内容を頭に残しつつ先に読み進めたり、複雑な統語を処理したりなど映画やTVを見ることとはやや違うようなのです。
実際、気分障害の患者さんにお会いすると「読書ができなくなった。」というお話をよく聞きます。逆に言うと、読書ができるようになってくるということは病状が良くなってきていると言えるのかもしれません。
まあ、なんだかんだ書きましたが、やっぱり読書の一番の魅力は安くて楽しいコスパの良さですね!
では、また!